宮城巡り40箇所完全制覇の旅 #2 宮城プチグルメ旅
今日の旅はゲストがやってくる。
ご紹介しよう。この企画最初の犠牲者はともさんのゆかいな仲間1号こと「ゆーろ」ちゃんだ。
高校の後輩である彼女との出会いは高校時代に「Twitterやってますかぁ?」と聞かれたところから始まる。長いので割愛。(ゆろさんごめんなさい)
今回は、いわゆる「サイコロの旅」成分をちょっぴり混ぜた宮城のグルメを巡る旅。
ゆーろに最初にどうしても食べてもらいたいものがあったのでそれが手に入る場所まで移動。
青葉通り沿いのバス乗り場から、紫色のバスに乗車。このあたりの交通に詳しい人ならばここで行き先を理解する人もいるだろう。
タケヤ交通 仙台西部ライナー かわさきまち行
仙台駅前(1030)→秋保温泉・佐勘前(1107)
なんでひらがななんだろう。
仙台の奥座敷(と呼ばれる)、秋保温泉郷に到着。週末になると仙台から泊まりに来る人も多い。
県民の皆さんはもうお分かりだろう。今日のテーマがグルメの旅ならば、目的は「さいち」のおはぎだ。
え?なんでおはぎが名物なんだって?
さいちのおはぎとは
秋保温泉にある、地元のスーパー「さいち」。これだけ見たらよくあるチェーン店でないスーパーなのだが...
【宮城名物】こんなに爆売れする「おはぎ」は初めて見た / 秋保温泉「主婦の店 さいち」 | ロケットニュース24
始めは本当にただの地元のスーパーだった。しかし、そこで売られているおはぎがおいしい、と仙台市内を中心にじわじわと好評が広まっていった。
驚くことなかれ。このおはぎを買い求めて宮城県外から来る人がいる。
このおはぎの一体何が人を引き付けるのか。
このおはぎはおいしい。確かにおいしい。具体的に言えば餡の甘みが絶妙だ。
しかし、それで県外から人が来るのだから驚きだ。
味がおいしいのは間違いないわけだが、この世にも珍しい「県外から人を呼ぶおはぎ」を一目見(食べ)ようと県外から人がやってくるのだろうと思う。(?)え、パラドックスになるって?
「主婦の店」のおはぎ。正直それだけでなんだかおいしそうな気がする。
入店して少し進むと、おはぎがずらっと並んでいる。本当に並んでいる。客の量も尋常ではない。2個入り、3個入り、6個入り、10個入り(!)などがどっさりと陳列されているが、この光景が見られるのも午前中のうちだ。と言うのも、午後になると売り切れてしまうのだ。どっさりと陳列されているのに。(小泉進次郎並感)
私の前にレジに並んでいた人は10個入りをカゴいっぱいに買っていた。おはぎで錬金術でもするのか。
おはぎを買い、少し歩くと秋保・里センターに到着。秋保温泉の観光案内所的な役割のここでは、土日祝日には足湯に浸かることができる。他にもかつて走っていた秋保電鉄の資料が展示されていたり、地元のハンドメイドマーケットみたいなのをやっていたりする。食べたことはないが、レストランのドリアがおいしいらしい。
椅子に座って、買ったばかりのおはぎを食べる。先ほどまで話題に上がったあずき以外にも様々な味がある。写真は期間限定・まさかの納豆味だ。
ゆーろ「納豆ごはんだ」
完全においしい納豆ごはんだった。ネギがいい仕事をしている。
そして足湯である。足湯もブレずにスーツ(どちらかといえばカジュアル寄りだけど)。足湯をどう写すかすごい苦慮していたら、向かい側にいた親子連れが写真を撮ってくれた。これもまた出会いである。さっきまでおはぎを食べながら(手の先がつめたいなぁ)と思っていたのに、足湯に入っていたら手まで寒くなくなった。不思議なものだ。
使ってください的なタオルが置いてあったのでそれで足を拭いて出る。
ゆーろ「わたし水虫じゃないから大丈夫ですよ」
この里センターの裏側には、磊々峡(らいらいきょう)という渓谷がある。秋保温泉のひとつのビュースポットだ。
里センターの前には、謎のすしざ○まいポーズのむすび丸がいた。手作り感いっぱい。
さて、そろそろ勘のいい人はお気づきだろうか。
そう、ここまで宮城巡りとか、スタンプラリーとかいう単語が一切登場していない。
はい。このまま終われるわけはありません。
賽を振る
グルメ旅とはいえ、スタンプは押さなければならない。次の目的地はどうでしょうよろしく、サイコロの気まぐれで決定します。
ともさん「1(もっとも遠い)が出たら企画的にwwwwおいしいんだけどwwwwwww」
出目は...1!1の亘理町ですね〜!wwwwwww
— ともさん (@Traveloveliver) November 30, 2019
ゆーろちゃんはこれから亘理に連行されることとなりました!!wwwwwww pic.twitter.com/xSzPa8MyrD
ゆーろ「よかったですねぇ(暗黒微笑)」
。
かくして、我々ははらこ飯といちごを求めて秋保温泉をあとにし、県南、福島との県境まで僅かの亘理町へと向かうこととなった。
タケヤ交通 仙台西部ライナー 仙台駅前行
秋保・里センター前→仙台駅前
ダイヤ改正で時刻がわからなくなりました
到着。バスの中は特になにもなかったので割愛
仙台駅の6番線から、常磐線に乗車。来年には全線で運転再開らしいですね。
また上野行き(品川行き?)の特急が見られるのが楽しみです。ちょっとゆとりのある東京への移動の、新しい選択肢になりますね。
亘理駅に到着。
いちごがとても有名。某大学との連携で開発されたいちごワインなんてものもある。宮城県産とちおとめ()の一大生産地だ。
あとはこれから食べに行くはらこ飯とほっき飯という丼ものが有名。
はらこ飯とは
というキャプションをつけようかと思ったがやめた。こればかりは見てもらうのがいちばん早い。
と、いうわけで駅から10分ほど歩いて到着したのはこちらの「与香郎寿司」。
※撮影の許可を得ています
お座敷に通される。木のにおいとストーブのにおい。とても落ち着く。
私→はらこ飯
ゆーろ→鉄火丼
をそれぞれ発注。
ゆーろはイクラが嫌いらしい。最初は(はらこ飯がなんたるかを明かさずに)頼ませようとしていたが、すぐ横に置いてある写真を見て「あ!」 間一髪。
イクラが嫌いな人って一定数いますね。生臭さが嫌だと言われてると、(わかる)と思った、ちゃんとした良いイクラはほとんど生臭くないんだ...!
これがはらこ飯だ。宮城県外の人知らないの...?と思うけれど、どうも私の経験上はそうらしい。鮭といくらを使ったからはらこ飯、という単純な話。親子丼じゃだめだったのか
鮭の身の方は炊き込みご飯の具材として入っており、その上からイクラを乗せる。鮭の出汁がごはんに効いていておいしい。もはやおいしさの半分くらいはその出汁のお陰なのではないかと思っている。秋になると宮城県のコンビニでははらこ飯おにぎりなんてモノが売られていたりもする。
案の定、このイクラは生臭くなかったです!
見てわかる通りこちらも新鮮だったようです。さすが港町。というかひときれ貰いました。後輩にたかるヤツ。
満腹でした。
ゆーろ「もう食えないと思うけどいちごは食えるんですよ、きっと。」
いよいよ旅は終盤へ。先ほどははらこ飯もいちごも、どちらも亘理とざっくり書きましたが、実は厳密には駅が違います。それってYO!って言いたくなる気持ちはわかりますが亘理なのです。隣の山元町です。
JR常磐線・普通 原ノ町行 亘理(1508)→坂元(1525)
常磐線、南へ行く。
坂元駅に到着。
なんか行くぜ!東北とか入れたらJRの広告に使えそうな(大げさ)エモい写真が撮れたので一人で盛り上がっていた。やっぱり一眼レフは侮れない。
マンホール。めちゃくちゃ駅前にあったのだが、それをスルーしてそこら中探しまわった挙句発見。これが後に悲劇を生む。
ここでのスタンプの設置場所となっているのが、駅を出てすぐのやまもと夢いちごの郷。道の駅的な感じで地場産品を販売している。
亘理や山元町ではイチゴ栽培が盛んで、東北一の生産量を誇る。震災後、一時は生産量が落ち込んだが現在は震災前とほぼ同じ水準となっている。
主な品種は「とちおとめ」「もういっこ」。春になるといちご狩りが盛況する。
栃木出身の知人が仙台を訪れた際、スーパーに並ぶ「宮城県産とちおとめ」に絶望していたというちょっとかわいそうなエピソードもある(?)
ここには、本格的なカフェ設備などは無いのだが、ちょっとしたスイーツを扱うコーナーがある。
果肉がかなり入っていてみずみずしい。とてもよかった。産地でものを食べるとおいしい気持ちになるのか、それとも本当においしいのか。それはわからないがとにかくおいしい。駅から近く、気軽に寄れるので是非。
…と余裕ありげに書いてあるが、実はこのジェラートを受け取った時点で帰りの列車の発車時刻まで7分ほどしかなかった。
なんだそのどっかの旅人みたいなポジティブシンキングは...と思いながら味わって食べたいジェラートを口に放り込む。
猛ダッシュ。どうしていつもいつでもこうなるんですか。
JR常磐線・普通 仙台行 坂本(1555)→仙台(1647)
旅をすると、夕焼けや青空が妙に愛おしく思えることがあります。あの日あの時出会ったあの街にも、同じ空が見えている気がするからかな。とかキザっぽいことを書いてみる。
本日はこのへんで終了。次回は大和町に行きます(ネタバレ)というかもう収録済みです。
押したスタンプ 3/40(山元町)
巡ったマンホール 3/15(山元町)
\そんなペースで大丈夫か/ \大丈夫じゃない、問題だ/
出演・マグロの切り身提供:ゆーろ (@kindeuro) | Twitter
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