ともさんの日常(ティータイム)。

旅をする多趣味なオタクです。たまに難しい話をしたり、旅の報告とかやります。

魔女の旅々はいいぞ(+旅人の話)

おばんです。ともさんです。

最近ブログを書いていなかったので(いつもの)、なんか書かにゃいかんなと思いまして、最近ハマっている作品について書こうと思います。

 

最近ちょくちょくTwitterでも発信していますが、「魔女の旅々」という作品です。たびたびです。Twitterで全力でオヌヌメしてもいいかと思ったのですが、途切れ途切れになってしまいTLを埋め尽くすこと必至だったのでブログにしました。久しぶりにカッチリはまる作品に出会ってしまいました。ゆるキャン△以来ですかね。声を大にして言いたい!いいぞ!

 

それは遡ること数ヶ月前...

 

私(Prime Video、金払ってるのにほとんど何も見てないワ...)

(たまにはオススメでも見てみるか)

(なんやこれ、旅って書いてあるし試しに見てみよう...)

-50分後-

私(2話も見た)「おもろいやんけ!」

 

おおざっぱに、どのような作品かと申しますと...

・主に一人旅で送られる冒険譚

・いろんな変な国が登場

・世界観はヨーロッパの美しい部分+魔法

・出会いと別れの物語(作品としては、「別れ」に重きを置いているようです)

 

...というわけで、私がハマらないわけがないのでした。ありそうでなかった、魔女(魔法少女)が旅する話です。しかも世界観が丁寧なんですよね。旅する作品ではかなり重要です。後から思うに、これはいずれハマるしかない運命だったような気もします。

冬アニメだったわけですし、いずれTLのオタクさんとかから情報は入ってた気がします。ですが、これをピンポイントで私にオススメするAmazonに脱帽GAFAビッグデータ恐るべし。

その後原作の小説も3巻まで読みました。有難いことに15巻まで出てるので先は長いです。(この後ハイキュー‼︎も見はじめました)

 

これだけで終わったらわざわざブログに書くまでもないので、具体的にこの作品のどういうところが私の性癖に刺さっているのかを書いていきたいと思います。私言うほどアニメオタクじゃないので(基本的になんも見てないシーズンの方が多い)、あまりこういうことしないのですが、ハマるときにはどハマりし、そして1つの作品にめちゃくちゃのめりこむタイプです。ラブライブ!とかもそんな感じです。同時並行でいくつも見るのは苦手。

あわよくば、この記事をもとにこの作品を多くの人に見てもらえれば良いなと思います。

 

作画/食事の描写が丁寧

巷では食事の描写がいいアニメは良作とかいうらしいですが、この魔女の旅々でも、またちゃんとしたおいしそうな食事が見られます。パンおいしそう。結構重要な要素ですよね。食事がおいしそうだとリアルさにもつながるし、ほっとしますよね。ゆるキャン△とかも食事の描写が本気で気に入った節があります。

また、作画そのものも大変綺麗です。小道具、部屋の内装なども凝っていますが、特に素晴らしいのが街や自然などの背景。この作品の持つ世界観を鮮明に映し出しています。現実世界に存在しそうな街並みもあり、普通に旅してみたいです。原作から読んでいた人はたいそう感動したのではないかと思います。作画を見るだけでも一見の価値ありです。バトルシーンの躍動感とかもかなりガチっていたりして、あれ?何の作品だっけ?と思うほど。

番宣のPVを見るだけでも、背景はじめ作画の良さが伝わると思うのでぜひ。(媚売りは基本)

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主人公の個性が光る

作画も大事かもしれませんが、物語でそれ以上に重要なのがキャラクターです。

主人公のイレイナさん(魔女)がかなり良いキャラしています。旅人はこうでなくちゃ!という感じにサバサバしています。サバサバ感は、旅をするうえで実際に重要です(経験者は語る)。さらに割と毒も吐きますし、かなり大雑把です。いいですよね。ともさん的には、今まで出会ってきた中でもかなり理想的なキャラクターです。

しかし、本心は優しさが捨てきれないようで、特に深く関わった人には冷たくなりきれないという良いキャラです(2回目)。ただ冷たいだけではないというわけですね。

上にリンクを貼ったPVにも使われている「あなたはこれから一人になります。でも、孤独ではありません」という台詞は、夢に向かって一人で立ち向かわねばならぬ人に対し、例え物理的に一人でも、誰かに想われていてそれを感じられるなら孤独ではない、ということを説くために彼女が贈った言葉です。あなたは一人じゃないと言ってごまかすのでもなく、誰もあなたを助けたりしないと突き放すのでもない。想われてるなら怖くないと言い、そして彼女自身も想ってあげる。世の中にこんな優しい台詞ある!?と思い、この主人公の底知れぬ隠れた優しさに気づいた瞬間でした。いいキャラしてますよね(3回目)

この台詞、どこで登場するか?それは見てのお楽しみです。

 

余談ですが、「キノの旅」のキノさんは、情が生まれるとまずいから、と1つの国に3日までしか滞在しないというルールを作っていますね。そう。旅人にとって、誰かの心に触れ込みすぎるのはある意味タブーなのです。情があるとめんどくさい(別れがつらくなるとか)ですし、余計なトラブルに巻き込まれやすいので。しかしそれを完全には捨てきれないイレイナさんです。「キノの旅」も面白いのでぜひ読んでください。

 

イレイナさんの弟子(?)的な存在のサヤという少女が登場します。(設定的に日本人っぽいです)詳細は2話を見て頂きたいのですが、こちらもまたいいキャラをしており、本作における旅路での出会いと別れと体現するようなキャラクターになっています。イレイナさん大好きキャラです。そしてそれを煙たがりながらもまんざらでもない主人公、という王道ながら間違いないアレです。

イレイナさんはひとところに留まらない旅人で、旅路でもしものことがあれば、もう会えないかもしれない。そのことを思い出させる別れのシーン(※6話です)は必見。

2話を見、6話を見終わる頃にはあなたもイレサヤてぇてぇ(尊え)という感情を抱いているかもしれません。私的には別に百合百合してほしいとかではなく、終末世界を二人で旅してほしい(超個人的願望)。

 

設定が好み

設定がちりばめられていて、妄想がはかどります。例えば、「魔女は自身の何か(声とか)を犠牲にすることで通常では使えないような強力な魔法を使うことが出来る」というものがあります。絶対に二次創作でエモい場面を引き起こすことになりそうな設定ですよね。本編でやったらイレイナさんの旅終わっちゃうので(メタ的に)たぶんやらないと思いますけど。

幼い頃から本の虫で、冒険の物語を読んだ影響で冒険好きになり...という設定も良いですね。なんだかその生い立ちは私自身のそれと重ねてしまいます。ここは人それぞれだとは思いますが、私は自分と重ねられるキャラの方が感情移入しやすくて好きになりがちです。

本めっちゃ読んでるしこの主人公INTとEDUがめっちゃ高そう(?)。

......

上にも書いた通り、恐らくヨーロッパをモチーフにしています。日本人としてはやっぱり憧れますよね、西洋の国。フランス/イタリアのような丘陵地帯もあれば、ロシアのような雪原もあり、ポルトガルがモチーフと思わしき海辺の街も登場します。先ほども作画が良いと書きましたが、普通に旅してみたいと思うような街並みばかりです。またヨーロッパ旅したい欲が深まってしまう

イレイナ(イレーナ)という名前は東欧に多い名前ですし。原作の方を読み進めるうちに日本のような国も登場するのかも知れませんが、いまのところは欧州周辺の地域をモデルにしているように思えます。

 

主題歌が良い

これも結構重要な要素かも知れませんが、OP/ED曲がかなり良いです。

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OP曲「リテラチュア」は、一日の旅の始まりを思わせるような軽いメロディーで、旅路の主人公が自分を奮い立たせるような歌詞です。旅しながら聴きてぇ~!

「好きだから選ぶ 選びながら私になってゆく」という一節がとっても好きです。旅は人生で、人生も旅みたいなもので、それは選択の連続でその選択によって「私」が形作られてゆくということは、本作の一つの大きなメッセージでもあり、好きなものを選ばない理由なんてないという事をイレイナさんの旅を通して伝えているように思います。

 

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ED曲「灰色のサーガ」は、まだ未熟な旅人の、決意に満ちた曲です。「サーガ」とは中世に書かれた物語のことらしいです。なぜ灰色なのか...は、アニメを見たあなたにはもうわかるはずです。

「新しい明日へ行くよ 喜びも絶望も越えて急ぐその先へ」

「ただ知りたいから 出会い 学び 選ぶ道で綴る私だけの物語」

喜びも絶望も越えるという決心、そしてより多くのことを知りたいから旅をして、物語を作るんだという旅の理由が歌詞の中に込められています。ここでもやはり、「選ぶ」という言葉もキーワードとして登場しています。

旅をする理由(より多くのことを知りたい)が私とそっくりでこれはもはや私の歌なのではないかと思っていますが旅人が旅する理由って、突き詰めればそこにあるのかも知れませんね。見たことないものを見たいとか、未知の食べ物を食べたいとか、そこに行かなければできない体験をするとか...一言でいえば「知りたい」に尽きる気がします。

 

とはいえ、好き嫌いは分かれそう

めちゃくちゃシリアスというか強烈な回(※9話です)があります。ここで好き嫌いが分かれそうです。物語的には大きな意味を持つ回だと思いますし、私としてはダークな感じはむしろ歓迎なのです(まど☆マギとか好きですし...)が、嫌がる人も居ると思いますし、それはまぁ理解できます。皆さんもぜひ観て確かめてみてくださいニッコリ(とはいえオタクの皆さんは割とそういうの耐性あるので大丈夫かな?)

あとは、旅には色々な出来事があるということですね。上に書いたように後味の悪いシリアス回もあれば、和むようなギャグ回も心温まる感動回もあります。

だから、ずっと安定して続いていく日常系の物語とかが好きな人にはあんまりウケない気がします。一方で、旅好き、ファンタジー好き、中世ヨーロッパ好き、出会いと別れの物語好き(ここまで全部私です)などにはめちゃくちゃに刺さるかと。

 

とりあえず観てみてね

dアニメストアとか、AmazonPrimeとか、その手のやつを契約していれば今すぐ観れます。とりあえず1話&2話(ここはセットだと思っている)だけでも観てみてください。それで気に入りそうかどうかがなんとなく分かると思います。なんなら、AbemaTVであと1週間くらいは無料で見られるみたいです(1月24日時点)。(急いで記事を書いた理由)

そしてもし気に入ったなら、この作品について私と語らいましょう。

 

ついで(宣伝)

本当になんの脈絡もないんですが、劇場版ポケットモンスターココ、まだ見てないよという方はこちらもぜひ観てください。たぶんあと1か月くらいしかやってないと思うので。こちらも旅の物語です。(見ればわかります)

個人的にはポケモン映画で過去1か2くらいに好きです。「ただいまとおかえり」神曲です。これまでのポケモンの物語に詳しい人や、旅が好きな人はきっと涙腺を破壊されることでしょう。

そして観た後にはあなたもきっとこう思うでしょう。旅人たちに幸あれ!

youtu.be

 

youtu.be

 

なんで5千字がこんなにスラスラ書けるのだろうか...レポート1本書く時の5倍くらいは速そうですね。では。

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「魔女の旅々」ももっと読みたいけど、積み本が一向に消えない...