「Go Toキャンペーン」は県内/近県の消費に使うべきである
おばんです。最近心臓病を疑っていたけどどうやらそうではなさそうだったともさんです。
ここ最近、何かと話題の「Go To トラベルキャンペーン」。経済産業省が主導して国内旅行の割引を行うという消費喚起政策です。
私含め、発表された当時は多くの人がこのキャンペーンが行われる頃にはコロナウイルスの感染は下火になっているだろう、と思っていました。
しかし、現実はそれには程遠かったのでした。
下火になるどころか、一度減少した感染者数は首都圏を中心に再び増加、しばらくは感染者ゼロだった地方でも、じわじわと首都圏からの「飛び火」が現れています。
これを踏まえて、私が提言したいのは非常にシンプルなことです。
Go Toキャンペーンは近場で使うべき
ということなのです。
その根拠としては、
①遠くても隣県同士の移動程度ならば、感染を全国的かつ急速に拡散することはない。
②首都圏の感染を他所に拡散させない。
③それぞれの地域で「近場観光」を行えば本来目指した、事業者への支援は果たされる。
GoToキャンペーン自体は、素晴らしい政策なのですが、いかんせん状況が悪い。しかし、日本という国は一度決めたことはどんな犠牲を払ってでも成し遂げます。また、物事が決まるまではメチャクチャに遅いので、国からの感染抑止に効果的なアシストは期待できません。そこで、使う側各々が工夫して使おうというわけです。
旅行。というと、どうしても有名な観光地や、遠くに行くことに意識が向きがちな人が多いことだと思います。
でも、自分の住んでいる地域の温泉に行ったことはありますか?
旅行好きな人ほど意外と、ノーという方が多いのではないかと思います。
そこで、私はこのキャンペーンを美味しく利用しつつ、感染拡大にも配慮する旅行の方法を2つ提案します。
①近場の温泉地に行ってみる
日本は温泉大国です。まさに全国津々浦々、温泉地が存在しています。
正直な話、銀山温泉のような場所でない限り、温泉ごとの個性を見つけることはかなり難しいです。でも、とりあえず温泉旅館ってどこでも癒されますよね?
今まで知らなかった近場の温泉旅館を知りつつ日々の疲れをいやし、おいしい食事を食べる。いまこそ、そのようなことを安価に行うチャンスであるということなのです。
②住んでいる場所発着のバスツアーに参加してみる
後ほど説明しますが、このキャンペーンでは日帰り、宿泊を問わずバスツアーも対象となります。バスツアーには「フルーツ狩り」「日帰り温泉」「絶景散策」等、一連の行程がすべてパッキングされた様々なプランがあります。
e.g(こんな感じ...)仙台発!蔵王の絶景ロープウェイ&牧場散策&日帰り温泉
また、大きな利点としてバスツアーでは感染対策が徹底されることが予想されます。
企業として旅行者の中に感染者を出してしまい、評判が失墜することは避けたい。バスの消毒も必要になります。その結果、バスツアーを開催する企業は非常に慎重になることが予想されるのです。具体的には、密着しない座席配置、乗車時の検温などが考えられます。
それらを踏まえたうえで、改めて「Go Toキャンペーン」の内容を解説します。
①宿泊と交通手段がセットになった旅行商品
②宿泊施設の利用
③往復の交通+αの日帰り旅行商品(日帰りバスツアーはこれに当たります)
が、
①金額の35%が割引され
②金額の15%程度のクーポンが貰える
というものです。
②のクーポンというものは、キャンペーンに加盟している土産物店、飲食店、観光施設等で使うことが出来るものです。
いつもより安く温泉に入り、お土産も付いてくる。これでもう十分ではないでしょうか。有名な観光地もいいですが、恋人やお友達とすぐに行ける温泉でゆっくり過ごす、というのも十分な価値を持つことだと思います。