ともさんの日常(ティータイム)。

旅をする多趣味なオタクです。たまに難しい話をしたり、旅の報告とかやります。

ライトなアニメオタクが見た4つのアニメのお話

 おばんです。世は新型コロナウイルスで大騒ぎ。私も日々タイムラインにシリアスをお届けしているので苦いコーヒーに添え合わせる甘味のような記事を書こうと思いました。割と伸びそうな題材で記事を書きます。

こういう系の記事は、前は恋愛について書きましたが、久しぶりのものです。

 

今回は、ライトなオタクが見た数少ないアニメのご紹介。どれも面白いものでした。

そう。私ともさんはラブライブ!系を除くと実は数えるほどしか深夜アニメ作品を見たことがないライトなアニメオタクなのです。

深夜アニメは、「萌えアニメ」と言われるようなものも多い(まぁ絵柄が絵柄なので仕方ない)のですが、ラブライブ!然り、私が気に入った作品には向こうから与えられる露骨な萌え要素は殆どありません。本当に絵柄がかわいいくらい?

逆に露骨な萌え要素を投げつけてくるアニメなんて存在しているのか?と思ってしまいます。

絵柄のかわいさで人を集め、また人を遠ざけているとも言える作品たち。そんな作品を「ストーリー」で多くの人に知ってもらいたいと思うものです。

 

というわけで今回は、そんなアニメ知識が割と一般人寄りのオタクが、一般人の皆さんにも楽しんでもらえるのではないか、という趣旨でお送りします。一応のコンセプトは一般人向けなので、そちらの方々にウケがよさそうな順番で行きます。

 

1.ゆるキャン△(2018年)

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昨年秋ごろからハマったのが「ゆるキャン△」。名前の通りアウトドア系の作品で、原作のコミックを映像化したものです。

あらすじとして、山梨県に引っ越してきた女子高校生”各務原なでしこ”は富士山の絶景を見るために本栖湖に向かうが、疲れからかベンチで寝過ごしてしまう。そんななでしこの前に現れた一人キャンプが趣味の少女”志摩リン”。二人の出会いが少女たちの日常を動かして行く...!

といった感じです。日常を動かすといっても怪しい、シリアスな要素は皆無です。安心してください。

作品の特徴としては、

・急激な展開が無く、永遠にほんわかとした気持ちで見ることができる

・実在する風景や建物の描写がとても繊細で行ったような気持ちになります。あと食べ物がおいしそう。

・キャラクターがかわいい。個々がちゃんとキャラ立てされていてキャラクター同士の関わり合いも見ていて心が温まります。

・現実とリンクしています。8割現実って感じ。バイクが原付だったりとか、アルバイト代でキャンプ用品をそろえるとか(980円のテントとか)、違和感なく頭にすんなりと入っていきます。

 

これを見た私は人生初の山梨県に行きました。というか行かせられました。それくらい「出てきた場所」に行ってみたくなると思います。海もいいけどどっちかといえば山派かな?という人には特におすすめ。見終わるころには、きっと貴方もキャンプ用品を揃えたくなるはず。

全12話。新作のショートアニメ「へやキャン△」や実写のドラマ版も現在放送中。ドラマ版も文句なしのクオリティなので、アニメに馴染みが無い方はそこから入ってみても。

 

2.ラブライブ!(2013年)

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誰しも名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか?「メディアミックス作品」として始まったこのアニメは、雑誌、CD、ライブ等の展開をするプロジェクトの一部分です。

このビジュアルを見て、「萌えアニメ」と言いたくなるのも無理はありません。激しく理解します。 が、敢えて言いましょう。この作品はれっきとした「学園ものスポ根アニメ」です。野球、バスケ、バレーボール等、世に色々あると思いますが、それのアイドル版です。

 

あらすじ...東京の下町にある高校「音ノ木坂学院」に通う“高坂穂乃果”はある日、学校が廃校になることを知る。それを阻止するには、入学希望者を増やさなければならない。そんな中、流行していたのが学校の部活動としての「スクールアイドル」。穂乃果たちはそれに目を付け、学校の講堂で1stライブを行うが...

 

スポ根ものの王道である失敗、挫折、成長の人間ドラマにきっと貴方も熱い気持ちを覚えるはずです。あぁ...これが青春...と夢を追いかけてみたくなるかも。また、アニメの挿入歌とは思えないクオリティの楽曲の数々と当時は最新の技術だった3Dグラフィックを使ったキビキビと動くダンスシーンは必見

1期と2期があり、計26話。すべて見るにはそれなりの時間を要します。でもご安心。3話のラストを見て、まだこの物語の続きを見たい!と思った貴方はきっと最後まで楽しむことができるでしょう。

 

3.魔法少女まどか☆マギカ(2011年)

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プリキュアみたいな感じを思わせるキャラクターデザインのこちらも、深夜アニメ界では超有名な作品。業界の流れを変えたとか言われています。

あらすじ...幸せな日常を過ごしていた少女“鹿目まどか”の前に、ミステリアスな転校生“暁美ほむら”が現れます。さらに“魔女”を退治する“魔法少女”や少女と契約し、魔法少女としての使命を務めさせる代わりに、願いを一つ叶える不思議な生き物“キュウべぇ”が現れ...

正直言って、一般人にお勧めできるかというと微妙なところがあります。(このデザインでこんなこと書くとむしろ興味が湧きませんか?)どういう意味かは見ればわかります。進められないと言っても変態的な要素は一切ありませんので、その点はご安心を。

そのストーリーの衝撃は見た人に大きな爪痕を残す作品であると思います。その爪痕とは、作品を知ってよかったという気持ちか、なんでこんなものを見てしまったんだ。という思いか。ただ、彼女らの想いには間違いなく感動します。それは保証します。

どちらにせよ一見の価値ありです。ぜひチャレンジを。

作画はとても綺麗で、「魔女」のシーンはその唯一無二の世界観に引き込まれます。迫力ある戦闘シーンも必見。

この作品を見るときは、あまり下調べをせずに視聴することを強くお勧めします。

13話+劇場版があります。劇場版3部作で物語の全てを網羅出来るので、忙しい人にはそちらもおすすめ。TV版のラストは、劇場版の3作目に繋がります。

 

4.キノの旅(2003年、2017年)

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一番のお気に入りです。

題名通り、旅のお話なのですが、私達がイメージする「旅」とはだいぶ違います。

あらすじ...各地を転々とする旅人の“キノ”とキノが乗るモトラド(バイク)の“エルメス”の旅の物語。

としか言いようがありません。

世界観としては、現在で言う都市くらいの大きさで国が存在している世界古代ローマ古代ギリシア都市国家とか言ってた頃に近いかもしれません。各回に〇〇の国、というような題が付き、その国に入った二人(一人と一台?)のエピソードが展開されます。それらの国は現代社会を生きる私達からすると、どこか違和感のある国であることが多く、しかしまた、一歩間違えれば私たちの世界もこうだったかもしれない、とも思わされます。なので時に社会風刺的でもあります。外から見るとかわいそうに見えても、本人たちは幸せ...など考えさせられる内容も多いです。

物語は淡々と進みます。主人公のキノも悪人ではないのですが、非常に冷淡な行動を取ることが多いです。それはつまり、旅を続けている彼らが生き残っている理由でもあります。物語上では割と簡単に人が死ぬので、そういうのが苦手な方には厳しいかもしれません。

私としては、この世界に生まれて旅をしてみたかったなー!!と強く思います。私たちが生きる世界でも、近代以前の旅はこんな感じだったかも知れませんけれどね。

原作は小説で、2003年、2017年に2回アニメ化されています。17年のものを最初に見ることをお勧めします。

そこでハマった方はぜひ原作にも。数がめちゃくちゃ出てるのでしばらくは暇つぶしに事欠かないと思います。

 

 

どうやって見るの?

以上、紹介したものを見る方法ですが、いくつかあります。「ゆるキャン△」「ラブライブ!」であれば、Amazonプライムビデオで見ることができます。契約している方も多いのでは。

4つすべてが見られるサービスで、一番のおすすめはdアニメストアです。最初の31日は無料でお試しできるとか。その期間内に解約すれば料金は発生しません。たぶん。

他にも、契約がめんどくさい!という方には、TSUTAYAやゲオのようなレンタルビデオ店に行けば置いてある作品ばかりだと思います。

 

それでは皆さんも、色々なものにお気をつけてお過ごしください。では。